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Column 新築注文住宅コラム

新築のカーテン選びのポイント

注文住宅を新築する際に、こだわって選びたいのがカーテン。カーテンも、お部屋の印象を決定する重要なポイントです。

しかし、いざ選ぼうと思っても種類が豊富なので、どのようなカーテンを選んだらいいのか悩んでらっしゃる方も多いのではないでしょうか。せっかく内装を決めるのに時間を掛けたのに、カーテンで台無しにはしたくありません。
購入前にしっかりと事前準備をして、失敗のないように選びたいものです。

そこで、今回は新築時のカーテンの選び方や、注意点を解説したいと思います。窓にはロールスクリーンやブラインドなどを掛ける事もありますが、ここでは一般的に多く利用されている「カーテン」について述べていきます。

リビングのカーテン

① 新築の家のカーテンを選ぶポイント

壁や床の色に合わせる

カーテンを選ぶ際に最も大切なポイントは、色選びです。面積の大きいカーテンはお部屋の印象を大きく左右しますので、どういうお部屋にしたいかをイメージしながら慎重に色を選びましょう。

色選びには、お部屋のカラーバランスを意識することが大切です。

壁や天井などのベースカラー、家具やカーテンにあたるメインカラー、クッションや小物などのアクセントカラーの配分を上手に組み合わせると、お部屋に統一感を出しやすくなります。メインカラーであるカーテンの色は、ベースカラーである壁や床の色に合わせて選ぶとバランスよく仕上がります。

壁や床の色に合わせるというのは、同系色というばかりではなく、お部屋の全体のイメージを台無しにしない色や柄のカーテンは、お部屋のアクセントになりおしゃれな空間に仕上がります。

お部屋のタイプで考える

カーテンは、お部屋のタイプや用途も考慮すると上手に選べます。お部屋のタイプ別にカーテンの特徴を挙げていきます。

<リビング>
家族や来客の方が最も長い時間を過ごすリビングには、落ち着いた色味のカーテンを選ぶことで、居心地の良い空間を作りやすくなります。特にベージュやアイボリー、ブラウンなどは合わせやすく落ち着いた雰囲気になります。

ダイニングも兼ねたリビング空間なら、黄色やオレンジなど暖色系のカーテンも、お部屋全体が明るい雰囲気になりおすすめの色合いです。

<寝室>
寝室には、リラックスしやすいナチュラルな色合いのカーテンがおすすめです。淡い緑色やベージュ系など、やさしいカラーで落ち着きのある空間を演出できます。

寝室のカーテン

また、遮光カーテンを取り入れるのもよいでしょう。その際は、光を遮る度合いの指標である「遮光等級」がありますので、必要に応じて選びましょう。

遮光等級には以下のものがあります。

遮光1級(遮光率99.99%以上):光をほとんど通さないため、カーテンを閉めると昼間でも室内を暗くできる状態
遮光2級(遮光率99.80%以上99.99%未満):カーテンを閉めるとお部屋は暗くなりますが、人の顔あるいは表情の識別ができる状態
遮光3級(遮光率99.40%以上99.80%未満):カーテンを閉めると、薄い暗がり程度までお部屋を暗くできる状態

「仕事が昼夜逆転していてので昼間でもゆっくり眠りたい」「真っ暗でないと眠りにつけない」「朝は自然光で目覚めたい」など、寝室に求める環境は人それぞれです。ご自身やご家族に合わせて、快適に睡眠できる遮光カーテンを選んでください。

<和室>
和室のカーテンには、畳や木目など、自然素材の色にマッチするナチュラルなカラーがおすすめです。ベージュやアイボリー、ブラウンなどは、まとまった雰囲気になりやすいでしょう。

和室にカーテンを合わせるのは難しいかもしれませんが、カーテンを掛けるほうが畳の日焼け防止や冬の保温効果が高まります。

予算内で考える

新築時は各お部屋のカーテンを新調するケースが殆どだと思います。しかし、建築費、設備費、その他もろもろの出費がかさむ中、カーテンの予算にも限りがあります。予算の範囲内で上手に選ばなければなりません。

たとえば窓10ヶ所にカーテンを掛ける場合、おおよそ20~50万円程度が相場と言われています。
オーダーカーテンを選ぶ場合と既製カーテンを選ぶ場合では費用が異なるため、事前に調べておきましょう。

どうしても予算がオーバーし舞う場合は、購入を予定している設備等も見直しましょう。家電製品は、メーカーやモデルを変更するだけで、金額に差がでますので、色々と予算の配分を工夫しましょう。

② カーテンレールの有無に注意!

新築時にカーテンを選ぶときは、カーテンレールの有無を確認しておきましょう。特に新築のマンションを購入する際は、はじめからレールがついている場合とそうでない場合があり、カーテンの選び方にも影響してきます。

カーテンレールがある場合

カーテンレールが備え付けられている場合は、レールの位置やサイズを確認しておきましょう。カーテンはレールの位置や長さによってサイズが決まるため、選ぶ前にちゃんと測っておく必要があります。

また、レールの種類もチェックしておきましょう。レールには主に機能性レールと装飾性レールがあり、レールのデザインに合わせるとカーテンを選びやすくなります。

カーテンレール1 カーテンレール2

カーテンレールがない場合

カーテンレールが備え付けられていない場合は、カーテンと一緒にレールも選びましょう。
その際、まずはカーテンを決めて、カーテンのデザインに合わせてレールの種類や装飾を決めると良いでしょう。

特に、デザイン性の高い装飾性レールは色や素材の種類が豊富で、細部までこだわったお部屋作りが可能になります。

③ まとめ

お家を新築する時は、ご自分の夢を実現できる絶好のタイミングです。特にカーテンはお部屋の雰囲気を大きく左右するので、予算に余裕があれば、オーダーカーテンでこだわりの空間に仕上げてみてはいかがでしょうか。

また、購入する際は、ご自分がイメージしているお部屋の雰囲気や予算をしっかり決めてから選ぶと、後で後悔する事もないでしょう。家族全員の意見も取り入れながら、居心地のよい住まい作りを目指しで下さい。


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