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Column 新築注文住宅コラム

狭小地に注文住宅の新築を~土地面積の有効活用

大阪市内はもちろん、枚方市の住宅事情を考えると、敷地は狭く建築条件も厳しい場所が多いようです。また、土地形状も正方形に近いものは少なく、「狭さ」と「形状」にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで、狭小地でも失敗しない家づくりのポイントをご説明したいと思います。

今回は「土地面積の有効活用」について。

① 狭いからと言う理由で諦めない

狭小地とは狭い土地のことを指し、一般的に15~20坪以下の土地をさすことが多く、その上に建つ建物を狭小住宅と呼ばれています。

「狭小地」で建築をご検討中で、他の建築会社にさまざまな要望を伝えても、「出来ません」「難しいです」と言われ諦めかけている方もいらっしゃるのではないかと思います。

私たちは「出来ません」という簡単な答えではなく、対象敷地の条件内で「何が可能なのか」という事を考え、お客様のご要望にお応えするよう努めています。例え狭くても地震に強い家は建てられます。お客様ご希望のプランを、可能な限り実現するよう工夫のプランをご提示させて頂きます。

「狭い家だと理想の暮らしができない」…。本当にそうでしょうか?

家族構成にもよりますが、「広さ」と「心地良さ」は必ずしも比例するとは限りません。
例えば、4人家族のダイニングを考えた場合、食事をするなら3畳もあれば充分であり、4人掛けのテーブルがひとつあれば家族で食事を楽しめる空間が生まれます。
ないものを求めるだけでなく、あるもので「理想の暮らし」を実現することは、考え方次第で可能なのです。

「理想の暮らし」についてよく考えてみると「広いから心地良い」「狭いから心地悪い」ではないことに気がつくと思います。空間が狭いからこそ家族の間の距離が縮まり、思いやり、譲り合いという大切な心が育まれるのではないでしょうか。後は限られた空間の間取りをどうプランし、暮らしやすいものにするか!これが私たちの重要な仕事になります。

「諦めない」、「狭くても理想の暮らしが出来ると考えよう」。これが狭小住宅を建てるスタートになります。

弊社施工事例:狭小住宅プラン
【弊社施工事例:枚方市I様邸】

② 狭小住宅の建築ルール

限られた敷地を有効に使うために、まずは正確に「建築ルール=建築基準法」を把握することが大切です。その上でアイデアを練り工夫しながら、お客様のご要望+α素敵なプランを作成していきます。

まずは、基本的なルールとして、以下の3点についてご説明します。

建ぺい率

建ぺい率(建蔽率)を簡単に言うと、「敷地の面積と、そこに建築された建物面積の割合」のことです。
これは行政によって建ぺい率の上限が定められており、例えば、住宅を建てる時100㎡の土地で建ぺい率が60%で制限されていると、建築面積が60㎡以内になるように建築しなければなりません。

容積率

容積率とは、「敷地の面積と、建物の延べ床面積(全フロアの合計面積)の割合」のことです。
建ぺい率と同じく、容積率についても行政による制限がありますから、「建築面積を抑えて、代わりに3階建ての家にしよう!」と思っても、総階数の総面積の範囲内でしか建てられません。(建物の高さ制限もあります。)

隣地斜線制限

隣地斜線制限とは、隣人の日照や採光、通風等、良好な環境を保つため建築物の高さを規制したルールです。隣地境界線上に一定の高さをとり、そこから一定の勾配で記された線(=隣地斜線)の範囲内でしか建物は建てられません。

③ 土地全体を使う工夫

このような建築基準法のルールにのっとり、かつ、土地全体を上手に使う方法があります。
それは、外を家の一部として考える外空間、屋根がかかっていない部分の利用です。屋根がかかっていない部分は建ぺい率に含まれないため、そのぶん建物を大きく建てることができます。

具体的には、中庭をつくって居住空間の延長として「セカンドリビング」のように活用する方法です。外壁で囲んだり、植栽を入れることによって、外からの視線を遮断し、開放感と安心感を併せ持つ空間をつくります。

つながりを愉しむ家

つながりを愉しむ家
「のき」のオープンカフェ

「のき」に、友人を招くオープンカフェを広い軒下にテーブルと椅子をセット。
そこは陽ざしも雨も気にせずに友人を招けるわが家のオープンカフェ。
キッチンからのアクセスフリーを生かして友人をもてなします。

ウッドデッキ

「ウチ」と「ソト」をつなげて、リビングを出て星空を仰ぐ休日。
ウッドデッキはわが家のアウトドアステージ。
自宅にいながらアウトドアを満喫できるキャンプ場です。

panasonic「つながりを愉しむ家」

④ まとめ

これから家づくりを検討される方は、ぜひ「理想の暮らし方」について深く考えてみてください。狭小地だからと言って諦めないでください。
そして、椎葉テクノホームにお気軽にご相談くださいね。


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