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Column 新築注文住宅コラム

建具の色選び、ケース別におすすめの色をご紹介します!

注文住宅を新築する際には、様々なものを選ばなくてはいけません。この「建具」も、選び方次第でお部屋のイメージを左右する重要なポイントとなります。

建具とは「ドア・戸・扉・窓・障子・ふすま」等、開口部にしつらえられた空間を仕切るものの総称です。また、それを支える敷居や鴨居なども建具の一部として扱われます。

建具は種類が豊富で、玄関などに用いられるものを「出入り口建具」、建物の外周に設置された窓などの「窓建具」、門扉やフェンスなどの「外構建具」、室内で用いられる「内部建具」などに分類されます。

今回は、その中から室内建具の色選びについて、様々なケースをご紹介いたします。ぜひ、ご参考にして下さい。

施工事例:交野市N様邸
施工事例:交野市N様邸

① 建具の色決めで一番大切な事

建具は、空間を遮る間仕切りとしての役割を持つだけでなく、建物の雰囲気をつくり上げるインテリアの一部でもあります。
内装の色決めには、「インテリアの配色比率」というものがあります。
インテリアの配色を決めるうえで、建具は「アソートカラー」を占める部分と言われ、建具の色で室内のイメージが大きく左右されると言われています。

LDK:建具との配色

インテリアの配色は、

① ベースカラー(基調色:天井、壁、床部分で一番面積が大きく、全体の基礎となる色)
② アソートカラー(従属色:建具、家具全般、カーテン等のインテリアの主役となる色)
③ アクセントカラー(強調色:クッション、絵画、オブジェ等、空間のアクセントとして引き立て役となる色)

の3つで構成されています。

ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー = 70%:25%:5%
といわれており、この比率を意識して配色を考えれば、失敗が少なくセンスの良い配色でまとめやすくなります。

② 壁と床の色に合わせる

注文住宅の内装で大きな面積を占めるのは「壁」と「床」ですので、その色に合わせて建具の色を決めると失敗が少なく、空間全体に統一感が生まれます。

例えば床の色に合わせる場合、ダークカラーの床であれば建具もダークカラーに、ナチュラルで明るい色の床であれば建具も同様の色味に合わせます。

また、壁の色に合わせるという選び方もあります。
壁の色の多くは白色系を選ばれますので、建具の色も白色系に合わせると室内がすっきりとした印象になり、膨張色効果で広く感じさせることもできます。

建具が白色系の場合、床や壁がどんな色であっても違和感なく調和させやすく、どんな色味の家具とも比較的合わせやすく色を選びません。

白系の建具

③ こだわりの家具の色に合わせる

床の色や壁の色に合わせる他、家具の色に合わせて決める選び方もあります。
こちらは新築しても以前使っていた家具を置きたい方や、新しく購入する家具のイメージがある程度固まっている方におすすめの選び方になります。

新築する家には、ウォールナット無垢材の家具で揃えたいとお考えの場合は、建具も重み・深みのあるウォールナットにするかその色味に合わせると、まとまりのある空間を演出できます。

④ 建具の色は全部揃えなくてもいいの?

一般的には、建具の色は統一することが多いのですが、例えばリビングはお客様を迎える場所でもあるので、ドアの色やデザインを他の建具とは変えて、高級感やおしゃれ感を出すものにしたり、子供部屋はすぐそれとわかるような、例えばキャラクターデザインの入ったものにしたり、お部屋の中の建具はカラフルで明るいものにしたりするといったケースは見られます。

お家全体のバランスで見ると、廊下から見えるドアの色は揃えたほうがごちゃごちゃした印象がなく、すっきりとした統一感がありあるので、1階部分、2階部分の廊下に面した建具の色は揃えた方がいいと思います。

⑤ 色が醸し出す効果別おすすめ色

色の持つ特徴から得られる効果や印象から、おすすめの建具の色をご紹介します。

高級感を出したい場合

お部屋に高級感や重厚感を出したい場合は、「ダークブラウン」「ウォルナット」のような濃い茶色や黒系などの濃い目の色味が落ち着いた印象になりますのでおすすめです。人気のホテルライクなインテリアが好みの方は、濃い目な色の建具にするとよいでしょう。

高級感や重厚感を出したい

ナチュラルな雰囲気にしたい場合

ナチュラルな雰囲気を出したい場合は、ベージュ系の明るめの茶色にすると、自然な温かみがありカジュアルな印象になります。

広くみせたい場合

建具を壁と同じ色味にすることで建具が目立たず、室内をより広くすっきりと見せてくれます。
特に白壁に白い建具を用いると、圧迫感が軽減され室内全体を広く明るく見せる効果があります。
壁が木目の場合や、濃い目の色の場合でも、建具の色を合わせておくと面が分断されず、やはり広く見せる事が出来ます。

より広くすっきりと見せたい

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⑥ まとめ

今回は室内の建具の色についてご紹介しました。建具の配色の基本や失敗の少ない選び方を少しだけ意識する事で、自分やご家族のスタイルに合ったお家づくりが出来ます。
注文住宅の新築の際には、新しいお家で長く毎日がより快適に過ごせるよう、部材についてもしっかりと考えておきたいものです。

椎葉テクノホームでは、お客様のお話をしっかりと聞き取りカタチにしていくことをモットーとした家づくりをしています。どんな事でもお気軽にご相談ください。


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