ページヘッダー画像
Column 新築注文住宅コラム

住宅を建てるとき、知っておきたい窓のあれこれ♪

注文住宅を新築するときは、間取りやデザイン、設備などに目が行きがちですね。
でも、日々の暮らしを快適に送るためには、採光、風通し、外気の温度の影響を受けやすい窓も重要なポイントとなります。
また、外観や内装のデザインにも一役かっています。サイズや窓の開き方、設置の仕方によって印象が変わってきます。

■窓の種類を設置位置でみてみると…

窓をどの位置に設置するかによって、光の入り方や風の通り方などが変わってきますし、窓の種類も違ってきます。

バルコニーや庭に面した部屋などに設けられる大きな窓が「掃き出し窓」です。出入口としても利用されるため、床から天井近くまで高さがあります。生活導線にも関わる窓なので、よく間取りを考えて設置したいですね。

次に、大人が立った時、腰の位置くらいのところにくる窓が「腰高窓」です。住宅をはじめ一般的な建物で多く取り入れられている種類の窓です。

床に座ったときに、肘がかかるくらいの高さに設けられる窓を「肘掛け窓」といいます。和室で使われることが多く、畳のうえに座ったときに、ちょうど肘がのる高さの窓を良いバランスとしているようです。趣のある窓ですが、今はあまり使われなくなった形かもしれません。

和室で使われることが多い窓には、「地窓」と呼ばれる窓があります。地面・床に近い低い場所に開けられる窓なります。最近では和室以外の部屋にも取り入られる例を見かけます。

ぐんと高い位置に設置する窓もあります。

屋根や天井に配置された「天窓」は、トップライトやルーフウィンドウともいい、小さなサイズのものでも効率的に室内に光を差し込ませることができます。
ハイサイドライトとも呼ばれる「高窓」も高い位置に設置する窓です。吹き抜けのある部屋や高い天井近くに取り付けられるタイプとなります。
天窓や高窓は、換気、採光を目的としたものでおしゃれで開放的な空間を演出します。室内から青空や星空を仰ぐことができるなんてロマンティックでしょう? とは言え、採光が一番の設置理由となりますので、窓が一面だけにしかついていない家や北側向きの家などに設置されるケースが多いです。
形式としては、採光のみに使う開閉できない「固定式(フィックス)」、換気に役立つ「開閉式」の2タイプです。窓の開閉の操作方法としては、「手動式」と「電動式」とがあります。

掃き出し窓
高窓
地窓

弊社施工事例:八幡市S様邸(掃き出し窓・高窓・地窓)

今回、一番注目したいのが「室内窓」です♪
マンションのリノベーションや注文住宅などでニーズが高まっている室内窓。インテリアとしてだけでなく、お部屋に仕切りを作ると同時に光や風を取り込め、気配も感じられる素敵な空間がつくれます。

施工事例:室内窓

弊社施工事例:箕面市Y様邸(室内窓)

■窓の種類を型式(機能)でみてみると…

まずは、窓の開閉が左右にスライドさせるだけの簡単操作!コストを抑えて求めるなら「引き違い窓」。一番一般的な窓と言えるでしょう。
引き違い窓
【LIXIL】

窓枠の左右のレールに沿って開閉させる作りになっている窓が「横すべり出し窓」です。窓が建物の外側にせり出し、ひさしのような形状になるのが特徴です。横すべり窓はトイレや浴室、洗面所など狭く湿気が籠りやすい部屋に多用されています。
横すべり出し窓
【LIXIL】

縦方向を回転軸に、窓枠の上下に設けられた溝に沿って、室外側へすべり出しながら開く「縦すべり出し窓」もあります。デザイン性の高い窓です。
縦すべり出し窓  縦すべり出し窓プランイメージ
【LIXIL】

「横すべり出し窓」も「縦すべり出し窓」も窓の開閉角度が大きいため風通しがよく、外側の面が拭きやすく掃除がしやすくなっています。

ガラスがはめ込まれただけの開閉機能がない窓が「FIX窓」です。採光・眺望を目的とした窓で、台形やアーチ型もあります。
縦すべり出し窓+FIX窓の連窓として設置すると、眺めがよく換気もしやすい窓になり明るさもアップします。
  
【LIXIL】

ハンドル操作により、ガラスの羽根が開閉する換気・通風に便利な窓が「ルーパー窓」です。浴室や洗面所によく使用されています。

【LIXIL】

上部がFIXで下の障子が上方向にスライドします。バランサーにより軽い力で開閉できる窓が「上げ下げ窓」です。複数つ並べて設置すると外観のおしゃれなポイントにもなります。

【LIXIL】

■注文住宅を建てる時に窓の種類や設置位置をしっかり考える

住宅に設置する窓を決める際には、各部屋(LDK、洗面所、浴室、玄関、個室、廊下、階段など)の目的や役割と、窓の性能面の2つの視点で選ぶと窓選びに失敗しないようになります。
リビングであれば、明るく解放感を出すために大きな窓を設置しておくと快適に過ごせるようになります。また小さくても通気だけの為に必要とされる部屋もあるでしょう。
窓の持つ断熱性や遮音性、気密性、水密性といった性能をよく考え、自分たちの住まいの環境や生活スタイルにあった窓選びをしましょう。

椎葉テクノホームでは、お客様に「後悔しない家づくり」をして頂くため、客様のお話をじっくりお聞きし、誠意のあるご提案が出来るよう努めております。
どうぞお気軽にご相談ください。

ページのトップへ